紙芝居って、こんなに楽しい!「第1回 紙芝居スペシャルフェスティバル」体験レポート

紙芝居を楽しむ子どもと大人、音楽、駄菓子、あいすくりんを描いた第1回紙芝居スペシャルフェスティバル体験レポートのイラスト

紙芝居と聞くと、木の箱から一枚ずつ絵を抜きながら物語を読む、子どもの頃の懐かしい風景を思い出す方も多いと思います。

僕も、そんな印象を持っていました。

でも、この日に見た紙芝居は、懐かしいだけではありませんでした。

音楽が流れ、会場のみんなで声を出し、絵の中の登場人物まで動き出す。

「紙芝居って、こんなに自由で楽しいものだったんや!」と、いい意味で予想を裏切られた一日でした。

イベント案内チラシを主役に朝10時の来場をチョーク文字で伝える縦長ビジュアル
朝10時、オープンと同時に会場へ。楽しみにしていた紙芝居のお祭りが始まります。

朝10時、北区民センターへ

2026年8月30日の日曜日。

大阪市北区の北区民センターで開かれた「第1回 紙芝居スペシャルフェスティバル」へ、朝10時のオープンから行ってきました。

2日間にわたり、館内のいろいろな場所で紙芝居の上演やワークショップ、物販、昔懐かしい食べ物まで楽しめるイベントです。

入場は無料で、一部に有料または事前予約制のプログラムがあります。

家族で気軽に立ち寄れる一方で、じっくり紙芝居の世界に入り込みたい人向けの企画も用意されていました。

今日いちばん会いたかった、ふろん茶さん

今回、僕が朝から会場へ向かった一番の理由は、紙芝居師のふろん茶さんを応援するためです。

久しぶりの舞台と聞いていたので、正直なところ少し心配していました。

ところが、舞台に立ったふろん茶さんは、とても元気。

緑の衣装でお客さんに語りかけ、声や間の取り方で会場をどんどん物語の中へ連れていきます。

僕も笑いながら見ていたのですが、それ以上に「元気な姿を見られて本当によかった」と、ほっとしました。

ふろん茶さんの近景を大きく、会場全景を重ねたチョーク文字入り縦長ビジュアル
観客とのやり取りを大切にする、元気いっぱいのふろん茶さんの紙芝居に安心しました。

紙芝居師・ふろん茶さんをもっと知りたい方へ

ふろん茶さんが紙芝居に込めている想いや、これまでの歩み、現在の活動は「魅力応援.com」のプロフィールで紹介されています。

紙芝居師ふろん茶さんと、プロフィールを見ると書かれたチョーク風の紹介ビジュアル
画像をタップすると、魅力応援.comのふろん茶さん紹介プロフィールをご覧いただけます。

同じ紙芝居なのに、全部ちがう

この日おもしろかったのは、演じる人によって紙芝居の空気がまったく変わることでした。

ふろん茶さんの仲間であるミッセルさんの紙芝居、6人組のにぎやかな上演、そして小学生の女の子による紙芝居もありました。

小学生の紙芝居師さんは、お客さんの前でも堂々としていて、表情も声もいきいき。

大人が子どもに見せるだけではなく、子ども自身が演じ手になって、会場を楽しませているのがとても印象的でした。

女性紙芝居師の近景と複数人による上演風景を組み合わせた縦長ビジュアル
語り方も道具も見せ方もそれぞれ。演じ手が変わるたび、紙芝居の空気もがらりと変わります。
小学生の紙芝居師の近景と客席の様子を組み合わせた縦長ビジュアル
小学生の紙芝居師さんの堂々とした姿と笑顔にも、ぐっと引き込まれました。

音楽が鳴り、絵が動く!昔とは違う紙芝居

僕が子どもの頃に見ていた紙芝居は、絵を一枚ずつ抜きながら、語り手の声で物語を聞かせてもらうものでした。

もちろん、その素朴な良さは今も変わりません。

ただ、今回の会場には、それだけではない紙芝居がたくさんありました。

音楽に合わせて物語が進んだり、観客の掛け声を交えたり、大きな仕掛けが飛び出したり。

紙の絵と人の声というシンプルな組み合わせだからこそ、演じ手の工夫がそのまま伝わってきます。

子どもたちが笑う隣で、大人もつい身を乗り出してしまう。

世代を超えて同じ瞬間を一緒に楽しめることも、紙芝居の魅力なのだと思いました。

音楽、語りと掛け声、動く絵という今の紙芝居の魅力を示すチョーク図解
音楽、語りや掛け声、そして動く絵。いろいろな工夫が重なって、紙芝居のわくわくが生まれていました。

あめ細工、駄菓子、昔懐かしい遊びも

会場には紙芝居だけでなく、昔懐かしい雰囲気を味わえる出店も並んでいました。

色とりどりのあめ細工、子どもの頃を思い出す駄菓子、ゲーム感覚で楽しめるコーナー、手作りの小物など、見て回るだけでもわくわくします。

僕が選んだあめ細工は、きれいな水色のイルカ。

食べてしまうのがもったいないくらい、細かな形まで作り込まれていました。

あめ細工、昔ながらの出店、駄菓子とゲーム、小物、ワークショップを縦に大きく並べたビジュアル
紙芝居の合間も楽しみがいっぱいで、会場を歩くたびに「次は何があるんやろ」と足が止まります。

昔懐かしい「あいすくりん」も購入

さらに見つけたのが、南国土佐の昔懐かしい「あいすくりん」です。

「昔なつかしい」の文字にひかれて、一つ購入しました。

会場を歩きながら食べると、子どもの頃のお祭りに戻ったような気分になりました。

こうした食べ物やあめ細工まで一緒に楽しめることで、紙芝居が生まれた頃の街角の空気も、少しだけ体験できた気がします。

あいすくりんを大きく見せ、イルカのあめ細工と売り場を組み合わせた縦長ビジュアル
あいすくりんとイルカのあめ細工を購入し、見る、聞く、味わうまで楽しめる一日でした。

最後まで目が離せなかった、動く紙芝居

なかでも最後に見た紙芝居は、絵の中がどんどん動く仕掛けになっていました。

一枚の絵だと思って見ていると、物語に合わせて絵の中がどんどん動いていきます。

「次はどこが動くんやろ?」と見ているだけで楽しく、すっかり引き込まれました。

紙芝居は古いものではなく、今も演じ手の工夫で進化している。

そのことを、いちばん分かりやすく感じた上演でした。

絵が動く驚きをチョーク文字と矢印で示した紙芝居師の縦長ビジュアル
絵の中が次々と動き出し、次の変化を待つ時間までわくわくする仕掛け紙芝居でした。

子どもと一緒でも、大人だけでも楽しい

今年の「第1回 紙芝居スペシャルフェスティバル」は、8月30日で終了しました。

でも、もし次回の開催があれば、大阪でお子さんがいる方にはぜひ行ってみてほしいイベントです。

子どもは目の前で物語が動く楽しさを味わえますし、お父さん、お母さんにとっては、昔を思い出しながら一緒に笑える時間になると思います。

そして、お子さんがいなくても大丈夫です。

大人だけで見ても、懐かしさと新鮮な驚きの両方があり、十分に楽しめます。

紙芝居は「昔の子どもの遊び」ではなく、今も世代をつなぐ立派なエンターテインメントでした。

次回の開催情報が分かったときには、Story大阪でもお知らせしたいと思います。

ふろん茶さんをはじめ、楽しい時間を届けてくださった皆さん、ありがとうございました。

「ふろん茶さんの紙芝居を見てみたい」と思った方は、魅力応援.comのプロフィールでも活動や想いをご覧いただけます。

出演案内と館内マップを黒板風に組み合わせた縦長ビジュアル
出演案内と館内マップを見ているだけでも盛りだくさん。館内ぜんぶが紙芝居のお祭りになっていました。

イベント情報

この記事を書いた人

池田 美清

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