明日も生きようと思える社会へ 柳川 誉之
- 名前
- 柳川 誉之
- 会社名
- 海鮮居酒屋 てつたろう
- キャッチコピー
- 一食で救える命がある。
- 一言
- 大阪・梅田の海鮮居酒屋「てつたろう」オーナー。
独自のサブスク型社会循環モデル「イーデリ」で、飲食とNPO支援をつなぎ、
自殺者を減らす社会を目指す起業家。
飲食店なのに、なぜ社会が変わるのか
株式会社フォーシックスが運営する海鮮居酒屋「てつたろう」(大阪・梅田)は、111席を誇る大箱居酒屋です。
しかしこのお店がほかの飲食店と決定的に違うのは、お客様の「食事」そのものが、
社会課題の解決につながる仕組みを持っていること。
それが、独自のサブスクモデル「イーデリ(EAT&DERIVER)」です。
イーデリとは? 善意を循環させる新しい仕組み
イーデリは、「飲食代金を毎月先払いする飲食サブスク」です。
翌月に、てつたろうで、サブスク金額分のお食事を楽しめます。
つまりご自身が支払った金額分全てを使うことができるんです。
食事で利用された金額の2%、または使いきれなかった月は、
その金額全てが支援金となり、路上生活者の方へのお弁当や、
子ども食堂の運営費として活用されます。
「食べに来るだけで、誰かが救われる」
この仕組みは現在、ホームレス支援・子ども食堂・自殺防止センターへのボランティアサポートなど、
NPO6団体と連携するまでに拡大しています。

お客様が得られる体験
- 厚切り海鮮・骨付きマグロ・巨大アジフライなど、驚きと笑顔が生まれる本格和食
- ペッパーミルや花火演出など、テーブルが盛り上がるエンタメ体験
- 来店するだけで社会貢献につながる、誰かに話したくなる「意味のある一食」
- 障害福祉・NPO・教育関係者が集まる、普段出会えない人とのつながり
なぜ「てつたろう」が選ばれるのか
飲食店は全国に70〜80万店舗あると言われます。
その中でてつたろうが選ばれる理由は、
「美味しさ」と「社会性」が同居している希少なポジションにあるからです。
障害のあるスタッフと共に働き、ホームレス状態の方や少年院出身者を雇用してきた私の思想は、
「出自やその人の環境、状態を差別なく受け入れ、フラットに接する」という一貫した哲学から生まれています。
その空気がお店全体に流れているため、
社会的に孤立しやすい人も、会社員も、支援者も、子どもも、
同じテーブルで笑える場が自然に生まれます。
"ここに来たら、必ず誰かとつながる"
お客様の口から生まれたこの言葉が、てつたろうの本質をすべて語っています。
兄の死が、私に課題を突きつけた
私が経営者になったのは、20歳のときです。
きっかけは、自らの意思でこの仕事を選んだからではありませんでした。
兄が、自ら命を絶ったからです。
12歳から働いた、あの喫茶店
12歳の誕生日、母から言われました。
「おめでとう。そろそろ自分で学費を払うか」
普通なら驚くかもしれません。でも私は、嬉しかったんです。
兄が経営する喫茶店でトイレ掃除と洗い物から始め、中学・高校と働き続けました。
そして20歳。兄が亡くなり、その喫茶店は私の手に渡りました。
悲しむ時間もないまま、経営者になりました。
「お金があれば、全員救えると思っていた」
身内の死をきっかけに、自殺者を減らしたいという気持ちが生まれました。
でも当時の私が出した答えは、「まず金持ちになること」でした。
お金があれば問題が解決できる。そう信じて、あらゆる事業に手を出しました。
でも40歳が近づくころ、薄々気づき始めていました。
お金じゃない、これじゃない、と。
一冊の本が、方向を変えた
そんなとき、ある会社が障害者雇用を始める時のリアルな話が書かれた本と出会いました。
「障害者と共に働くことで、周りの人が優しくなっていく」
そう確信して、自分の中で自分自身と約束しました。
閉店が決まった居酒屋を引き継ぐタイミングでフォーシックスを立ち上げ、
2015年から障害のあるスタッフの受け入れを始めました。
そこで気づいたのは、「自分の当たり前は、人の当たり前じゃない」ということ。
劇的な変化じゃないけれど、店全体の空気が、1ミリずつ優しくなっていくのを感じました。
コロナ禍、「自分も消えていく」と思った夜
2020年、緊急事態宣言が出たとき、売上はすでに2年続けて落ちていました。
このまま会社が倒産すれば、自分も年末には兄と同じようにこの世から消えていくんだろうな、と静かに思いました。
静かに、です。叫んだわけでも、泣き崩れたわけでもない。
ただ、そう思いました。
でもその瞬間、こうも思ったんです。
「どうせ消えるなら、やりたかったことをやろう」
緊急事態宣言を聞いて、今夜死のうとしている人がいるかもしれない。
俺が一食分のご飯を出して、その人が一日だけでも生きてくれたら、それでいい。
そう思ってSNSに投稿しました。
「料金はいらない。食べにおいで」と。
予想外の反響がありました。
共感した人たちが集まり、私はその人たちに生かされました。
そこからイーデリという仕組みが生まれていきました。
弁当を届けるうちに、見えてきたこと
ホームレス状態の方に弁当を届け始めて、話を聞くようになりました。
幼少期の虐待、児童養護施設、社会に許されなかった過去。
路上にいる理由は、その人だけのせいじゃないことが多かった。
あるとき、こんな言葉をもらいました。
「あんたらの弁当は、袋を開けた瞬間に季節を感じる」
旬の食材を入れていることをわざわざ言わなかったのに、気づいてくれた人がいた。
そのとき、しんどい状況にある人こそ、本当は繊細で、丁寧に扱われるべきなんだと確信しました。

目指しているのは、声を上げられる社会
自立って、何でも一人でできることじゃないと今は思っています。
「助けて」と言えること、それが自立だと。
死ななくていい人が、死なない社会にしたい。
そのためにできることを、今日も居酒屋の厨房から続けています。
一緒に、その社会を作っていきませんか。
あなたの「食べに行く」が、誰かの明日を変える
もし今、こんなことを感じているなら、ぜひ読んでください。
- 社会のために何かしたいけど、何から始めればいいかわからない
- NPOや支援活動に興味はあるけど、自分には縁遠い世界に感じる
- 居酒屋に行くなら、どうせなら意味のある時間にしたい
- 福祉・教育・支援の現場で働いていて、同じ想いを持つ仲間と出会いたい
一人で抱えていなくてもいいんです。
てつたろうには、同じように感じている人が毎日集まっています。
今すぐできる、3つの関わり方
「いきなりサブスクはハードルが高い」という方も大丈夫です。
関わり方は、あなたのペースで選べます。
- まず知る ── イーデリの活動レポートを見る(無料・登録不要)
毎月の弁当配達の様子を動画で公開しています。見るだけでも、誰かの日常に触れられます。 - 寄付する ── 月1,000円の食事利用なし
来店しなくてもOK。その月の活動報告がメールで届きます。 - 食べに来る ── 3,000円からのサブスク会員になる
翌月ご来店いただければ通常通りお食事を楽しめます。使わなかった分は自動的に支援に変わります。
ぜひ気軽に覗いてみてください
申し込みフォームも、難しい手続きも必要ありません。
最初の一歩は、活動の様子を見てみることだけです。
「自立とは、助けてと言えること」
これは私が長年の現場から辿り着いた言葉です。
声を上げることは、弱さじゃない。
一緒に、死ななくていい人が死なない社会を作りませんか。
イーデリのホームページからのお問い合わせも大歓迎です
イーデリ公式ホームページをご覧ください。
https://tetsutarou.com/eat_deliver/index.html
毎月の活動報告、弁当配達の動画、サブスクのお申し込みはすべてこちらからご覧いただけます。
団体・企業としての連携や取材のお問い合わせも、ホームページのお問い合わせフォームから受け付けております。
「まず話を聞いてみたい」だけでも、大歓迎です。
あなたからのご連絡を心よりお待ちしております。
