常識を超える医療革命:腸内細菌とナノバブルの可能性ー田中 三紀子ー
- 名前
- 田中三紀子
- 会社名
- 一般財団法人腸内フローラ移植臨床研究会・シンバイオシス株式会社
- キャッチコピー
- 見えないものが、未来を変える
- 一言
- 専門家ではないからこそ見つけた新しい道。
腸内フローラ移植とナノバブル技術で、
従来の医療では解決できなかった課題に挑戦しています。
私たちが目指す世界:腸内細菌とナノバブルの無限の可能性
はじめまして、シンバイオシス株式会社代表の田中三紀子です。
私たちは「ナノバブル技術」と「腸内フローラ移植」という二つの革新的な技術を通じて、従来の医療では解決できなかった課題に挑戦しています。
私たちの取り組み:「見えないものの力」を活かす技術
〜腸内フローラ移植(FMT)〜
腸内フローラのバランスが私たちの健康や病気の発症に密接に関わっていることが広く知られるようになってきました。
一方で、崩れてしまった腸内フローラのバランスを元の状態に戻したり、理想の状態に変えたりするのは簡単ではありません。
そこで、腸内フローラのバランスを整えるため、健常人の腸内細菌を移植するという治療法(Fecal Microbiota Transplantation=FMT、便移植、腸内フローラ移植)に期待が高まっています。
日本から世界へ
日本人の腸内細菌は世界的に見てもバランスがよく、
「便輸出国」として日本の新しい産業になる可能性があります。
私たちは医療機関、大学、企業とのコラボレーションを通じて、
これらの技術をさらに発展させ、社会実装を加速させています。
日本発の革新的技術で、世界中の人々の健康と幸せに貢献することが私たちの使命です。
「薬だけじゃない、新しい選択肢を!」
「体の中の微生物と調和する新しい健康観」
「見えないものの力で、見える変化を!」
45歳からの挑戦:「常識」を超えて医療の未来を切り拓く道のり
「女性も一家の経済を支えるべき」—父の言葉が原点
1962年生まれの私は、
男女雇用機会均等法が施行される前の時代に社会人としてのキャリアをスタートさせました。
当時は「結婚退職が当たり前」の時代。
しかし、父からは「これからどんな時代になるかわからないから、
女も一家の経済を支えるようにするべき」という教えを受け、
常に「働くことが当たり前」という意識を持っていました。
結婚を機に一旦会社を離れた後も、
自宅で幼児教室を開いたり家庭教師をしたりと、
できる範囲で仕事を続けてきました。
しかし、「女性は働きづらい」「男性のルールで世の中が回っている」
という現実を常に感じていました。
45歳での起業—パソコンスキルを武器に女性の活躍の場を創る
子育ての一段落した45歳のとき、
「アビリティーズ」という会社を立ち上げました。
当時はまだパソコンが得意な人が重宝される時代。
ホームページ制作やチラシ作成などの販促会社として、リモートワークを取り入れながら、
働きたくても働きづらい女性たちと一緒に仕事を始めたのです。
医療の限界を感じた経験—新たな道を探す原点に
私が医療分野に関心を持ったきっかけは、個人的な体験にありました。
怪我をきっかけに寝たきりになっていった母、
車椅子で苦労していた父、
そして重いアレルギーに苦しむ子供たち。
「医療は進んでいるはずなのに、なぜこんなに苦しまなければならないのか」
—そんなモヤモヤした思いを抱えていました。
さらに決定的だったのは、大切な人をがんで亡くした経験です。
余命宣告は1年、手術をして抗ガン治療をして、辛い辛いと言いながらちょうど1年で亡くなりました。
「今の医療だけで人は幸せに人生を終えることが出来るのだろうか?」
—その問いが私の心に深く刻まれました。
運命の出会い—初めて知る腸内フローラ移植
販促会社を営んで10年目の2017年、
あるクリニックからホームページのリニューアル依頼を受けました。
それが「腸内フローラ移植」を専門とするクリニックだったのです。
最初は「腸内細菌ってうんこじゃないの?」と素人ながらに疑問を抱きました。
しかし、統合医療に取り組む先生方との出会いを通じて、
腸内細菌と健康の深い関係を知るようになりました。
そして同年11月。
一般財団法人腸内フローラ移植臨床研究会が臨床医らを中心に設立されました。
コロナ禍がもたらした転機—ピンチをチャンスに
試行錯誤しながらも、入会希望の医師は徐々に増え、研究会活動も活発になっていました。
その矢先、2020年の新型コロナウイルスの流行で大きな打撃を受けました。
海外からの患者さんはキャンセルとなり、移動制限で国内の活動も停滞しました。
しかし、この危機が新たな視点をもたらしました。
「移植を支えているナノバブルとは一体何なのか」—私はこの技術自体に注目し始めたのです。
この危機感が、今の事業の両輪となる原動力を生み出しました。
専門家でない強み—固定観念に縛られない発想
「私が素人でよかった」と思うことがあります。
専門家なら「そんなはずがない!」と切り捨てていたかもしれない可能性に、
素人だからこそ挑戦できたのです。
「測れないから存在しない」と言われていたナノバブルが、
実は10年経っても消えない特殊な性質を持っていることが2020年に証明されました。
この計測結果は、私たちの技術の可能性を大きく広げるものでした。
異業種との協働—多様性がもたらすイノベーション
現在は医療機関だけでなく、様々な分野の企業や大学などと、連携を進めています。
同じ考えの人たちだけでなく、
異なる視点を持つ人々との交流が、新たなアイデアと可能性を生み出しています。
「常識」という壁を乗り越え、
目に見えないナノそしてピコの世界の可能性を追求する私たちの挑戦は、まだ始まったばかりです。
未来へのビジョン「便輸出国」としての日本
私の夢は大きく、「日本を便輸出国にしたい」と考えています。
今は海外から日本に移植を受けに来られる方が多いですが、
将来的には日本から世界へ腸内フローラ移植の技術や知見を広げていきたい。
「それこそ日本の技術が世界の医療に一石を投じる大きなきっかけになる」
そう思い、そんな未来に期待しています。
共に創る未来の医療
医療も産業も、全ては人の思いから始まります。恐れや不安ではなく、
愛と協働の精神で、新しい医療の形を一緒に創っていきたいと思っています。
医療機関、大学、企業、そして何より患者さん一人ひとりとの対話を通じて、
「薬だけじゃ治らないよね」という気づきを社会全体に広げていくこと。
それが私の使命だと感じています。
「今の医療の限界を感じてた」その思いから始まった私の挑戦は、まだ始まったばかりです。
クリニックなど臨床現場から生まれる臨床医学上の新たな知見を、厳格な科学的根拠に基づいて社会に実装し、すべての患者さんに安全かつ有効な医療を届けることは、一歩一歩、確実に未来の医療を切り拓いていると確信しています。
あなたの「常識」を超えた健康の可能性
「これ以上良くならない」と諦めていませんか?
従来の医療で「これ以上は難しい」と言われたことはありませんか?
薬を飲み続けているのに症状が改善しない…
子どものアレルギーや発達の悩みに解決策が見つからない…
健康のために色々試してみたけれど、なかなか効果を感じられない…
そんな方々に、私は新しい選択肢をご提案したいと思います。
腸内環境が変わると、体も心も変わる
私たちの体内には約100兆個もの微生物が住んでいます。
これらの微生物たちは私たちの健康に大きな影響を与えています。
2023年、一般財団法人腸内フローラ移植臨床研究会の医師らが中心となって、自閉スペクトラム症のお子さんを対象に特定臨床研究を行いました。
移植終了後6カ月以上経過しても7割以上のお子さんに明らかな変化があったという結果となりました。
詳しくはこちらのサイトに掲載しています。
https://fmt-japan.org/post/14012
参加していただいた保護者の方からのお声をまとめた小冊子は、LINE登録いただくとPDFで全ページダウンロードいただけます。
あなたの声を聞かせてください!
「薬だけじゃ治らないよね」と感じている医療関係者の方々。
「もっと自然な方法で健康になりたい」と願う患者さんやご家族。
「防腐剤を減らした安全な食品を提供したい」と考える食品関連企業の方々。
皆さんの声を聞き、共に新しい健康観、新しい食の在り方を創っていきたいと思っています。
お問い合わせ・ご相談のご案内
腸内フローラ移植臨床研究会では、医師や患者さんのYoutube動画を多数公開しています。
特に専務理事の城谷昌彦先生による「便移植チャンネル」では便移植に関する様々な質問にお答えしています。
腸内フローラ移植についてもっと知りたい、腸内フローラ移植についてのご相談はこちらから。
腸内フローラ移植臨床研究会に入会希望の医療機関方はこちらから。
お問い合わせはフォームからお願いします。
10年経っても消えないバブル、NanoGAS水について詳しく知りたい方はこちらのサイトをご覧ください。
- YouTubeチャンネル「便移植チャンネル」「菌の窓ラジオ」もご覧ください
- 皆さまからのご連絡を心よりお待ちしております。あなたの「常識」を超えた健康の探求を、一緒に始めましょう。
- 第9回学術大会は、9月21日開催します。詳しくはこちらから。https://fmt-japan.org/post/14284